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感想とかシナリオとか

怪奇大作戦 セカンドファイル

見ました、第三話“人食い樹”。

怪奇大作戦の“美女と花粉”にウルトラセブンの
“緑の恐怖”を足したようなテイストの話でしたが、
犯人役に木村多恵さんを使うなど、
決して悪くはありませんでした。

ただ、惜しむらくは……。

スギ花粉を媒介物に使ったため、話が拡がり過ぎな
感が否めませんでした。
しかも、花粉が人間の体内で増殖して二次感染まで
起こる設定だったので尚更です。

被害が限定的なら、原因を排除すれば勝手に
収束するのですが、
(被害者は完全切り捨てです)
被害が大規模だと収束方法を提示しなければならず、
そこに必ず無理が生じるんですよね。

○○を○○させると花粉の毒素が消えて無害化される

には、オカルト風味すら感じたというか
“それ、何てレコード会社の新プロモーション?”
とまで思いました。
(しかし、それゆえ毒花粉を作り出した犯人が
その害に遭わなかった、というのは何となく納得
しましたが。でもそれにしても唐突すぎる)

それにしても、セカンドファイル全体に通じる
印象ですが、

“話を変な方向に拡げ過ぎて、細かい破綻が見える”

に尽きます。

この第三話にしても、政府が緊急措置を発動する
レヴェルにまで拡げたら、単なる警察の外部団体に
過ぎないS.R.I.の出番なんて無くなると
思うのですが……。
(第一話にしても、工作員を使うくらいなら、
外部からのアクセスを完全遮断しろよ、と思います)

あと、第三話であのラストが実現できるんなら、
何で第一話をあんな終わり方にさせたのか納得
いきません。
(第一話と第三話で終わり方がカブるから、
という理由なら第三話の方を変えるべきです)



とはいえ、人の作った話に文句をつけるだけなら
誰にでもできるので、最近ホットな“食品偽装”を
モチーフにワタシもいっちょ考えてみました。
タイトルは“蠢(うごめ)く殺人鬼”

あらすじはこう。

日本の各地で突如、体中が穴だらけになって
変死するという事件が続発した。
さっそく捜査を開始するS.R.I.

牧は被害者の体内から、ある寄生虫を発見する。
ただこの寄生虫は生命力が弱く、人間の体内以外では
長時間生き続ける事が不可能だという。
牧は、何者かが何らかの方法で被害者の体内へと
この寄生虫を侵入させたと考える。

捜査が進展するうちに、被害者にある共通点が
発見される。被害者はある食料品を購入した直後に
事件に遭っていた。
製造元について調べると、経営者の父親は
かつて同じように食料品の会社を経営していたが、
資金繰りが悪化し、“食品偽装”に手を染めてしまった。
しかしそれはたちまち露見し、会社は倒産、
自殺にまで追い込まれていた。

S.R.I.が食品工場へと向かうと、そこに
犯人は居た。
“別に食えない物を混ぜたわけでもないのに、
世間は俺たちを責めまくって親父は自殺までした!
だから俺が代わりに復讐してやっただけだ!”
狂ったように叫ぶ犯人の手には、大量の寄生虫の
入った培養液が。
“やめろ!”牧の制止も聞かず、一気に培養液を
飲み干し、穴だらけになって死んでいく犯人。

“完全自給でもしない限り、人は人を信じていくしか
生きる術がない、か……”
事件解決後のS.R.I.所内に、的矢所長の言葉が
空しく響く。



自分で書いといてなんだけど、何だこのリアルで
嫌過ぎる話は。“狂鬼人間”並みに嫌だな。

犯行の手段として“寄生虫”を用いるのは、
“科学犯罪”という点においてどうかな?とは
思うものの、科学を使って凶暴化させたとでもして
納得してください。
(寄生バチとかは宿主を食い尽くしたりするので、
そういう寄生虫も実現不可能、というワケでもないだろう)

それに、生鮮食料品の中に凶暴だけど生命力の弱い
寄生虫を混入させるということで、自ずと被害は
限定的になるって寸法ですよ。しかも、原因(犯人)が
居なくなれば事件も勝手に収束するものの、
事件の根幹となった社会の歪みは
(この場合、加工食品の生産者を信用するしかない、
ということ)
そのまま残る、という嫌な怪奇大作戦テイスト
健在です。

ただこの話、いたって地味なのでキモは
被害者の死に方です。一時期流行った蓮コラ並み
(※精神的ダメージが大きい可能性があるのでクリック注意)
インパクト映像を期待します。
(ただ、やりすぎると確実に放送できません)

あと、“義理でもいいから欲しい”という輩のために、
ヴァレンタイン・チョコに“洒落にならない何か”を
混ぜる話を考え、

“しかし、義理とはいえ気軽に物も貰えませんね”

“贈り物に込めるのは、愛だけにしてもらいたい
もんだな”

といったラストのオシャレな会話までは考えつきましたが、
菓子業界からの反発が必至なので封印します。



誰もついて来られない話で、また何の反応も
ないのは容易に予想がつきますが、マニアなら
分かってくれるよね!ね!



ちなみに、第二話の
“人間の執念が不思議な空間を作り出した”
みたいなのは、オカルトに逃げている気がするので
特にコメントしません。
(ワタシは怪奇大作戦マニアの中では“異端”で、
“京都買います”みたいな叙情的なのは好きでは
ありません。特にあの終わり方は……。
ベストなラストなんでしょうけども)



(´・ω・)っ 参考商品

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コメント

想うに、
私が傑作だと思う作品は“細かい破綻”を感じさせないというのが最低条件ですね。
どんなに荒唐無稽な話しでもその世界観の中できちんと整合性(もっとも私の中でですが)とれていればOK。
逆に小石のような破綻箇所でもそれがあるとそのたびにつまずいて物語の中に入っていけません。
ひろぽんさんの話は怖いくらいリアルだし、マニアではないけど初期の円谷魂が感じられてお世辞抜きで実写版を観てみたいと思いましたよ。
あえて白黒映像なんてよくありません?(笑)
蓮コラ、動画だとかなりのインパクトが・・・・・・トラウマになりそうですねぇ(苦笑)
>ひろぽんさんの話は怖いくらいリアルだし、マニアではないけど初期の円谷魂が感じられて

おありがとうござーい。
ま、あった話を繋げて作ってるんで、そんなに突飛にはならないはずなんですけどねw
ヲタって、その作品が好きで何回も見るが故に、その作品の“方法論”的なものを
自然に体得すると思うんですよ。だから、従来の路線を維持するのならヲタに作らせないと
ダメではなかろうかと。
(デメリットとして、新機軸への“脱皮”ができませんけど。とはいえ“破綻”がないのは前提ですが)

こんなもの書いちゃったんで、久しぶりに棚の奥から怪奇大作戦のビデオを引っ張り出して
何本か見ましたよ。15年近く前に衛星放送でやってたやつをビデオ録りしたものなんですが、
思ったより状態がよくて、“ワタシ、物持ちいいなw”とか思いました。
しかし、40年近く前に製作されたドラマなのに、いま見ても結構違和感ないんだよな。
(車の型とかが古いのは仕方ないですが)
よくできてるもんだ。

>蓮コラ、動画だとかなりのインパクトが・・・・・・

シナリオ書いておいて、“ヴィジュアルがキモ”なんて言っている時点で逃げているんですがねw
でも、やってみTEEEEEEEE ぼこぼこに開いた細かい穴から寄生虫が出てくる
ヴィジュアルとかCG駆使してw 話から映像からスーパートラウマ作品作りTEEEEEEEE

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